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重点的 相続対策のすすめ方
 

◆2009年税制改正後の最新版
本書は、2001(平成13)年の初版「図解 相続対策・手続きハンドブック」からスタートし、2005年に、贈与に関する部分を「かしこい贈与のしかた・もらい方」に姉妹編として分冊し、「かしこい相続対策のすすめ方」として、ご愛読頂きました。
この度、2009(平成21)年に改正された「500万円の住宅取得の非課税贈与」をはじめ「事業承継対策と納税猶予」を10章にまとめ、「物納制度」に加筆し、一層読みやすい最新版としました。

◆あなたに必要な相続対策を実行
相続対策は「財産承継対策」「納税資金対策」「節税対策」など、いずれも必要ですが、各家庭によって、財産額、財産内容、家族構成、年齢構成など千差万別ですから、各家庭によって相続対策の優先順位が異なります。あなたにとって、優先させるべき重点対策を見つけ出し、実行するのが効果的です。

◆あなたの重点的な相続対策の選定法
2章で財産リストを作成し、財産の評価をします。3章で相続税額の試算をすれば、その結果から、次のように、あなたの重点的な相続対策(重点対策)が決まります。
1.「相続税がかからない人」は4章の「遺言のすすめと財産承継対策」が重点対策になります。
2.「相続税がかかる人」は、さらに、㈫「多額にかかる人」と㈬「少しかかる人」に分かれます。
3.「多額にかかる人」は、5章の「売却による納税資金の調達」と9章の「申告と延納・物納の知識」を重点対策として検討を開始して下さい。
4.「少しかかる人」は、6章の「相続税の節税対策」と7章の「贈与税のしくみと活用法」を研究し、実行して下さい。贈与には、『財産別贈与のしかた・もらい方』も参照して下さい。また、8章の「かしこい遺産分割のしかた」は相続人全員に必要です。
以上の内容は1章の「相続対策のすすめ方」に詳しく説明しています。

◆読んでもらいたい人
本書は、見開き2ページに1項目をまとめた読み切り方式で、しかも、全項目に図表を入れて読みやすくしております。
本書は一家に一冊の必需品で、特に奥様には必読の書です。ご主人は生前の対策を実行し、保存版としてください。また、納税者の指導をする税理士の先生方、コンサルタントをする金融機関の方々はぜひ読んで下さい。
本書が、皆様方のお役に立つことを願っております。

 

税理士 黒木貞彦 著
中央経済社 定価 2,520円(税込) 2009年9月25日初版第1刷発行